初の関東

2015年4月6日

関東での採集は今日が初めて。快晴、気温も高く天候に恵まれた。バスに乗り、1時間ほどで登山口へ。既に標高は1000m超、ここまで来ると流石に残雪が多い。
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樹皮がめくれそうな倒木を探してどんどん登っていくが、ベニヒラタムシやヒゲナガヒメヒラタムシを得るのみで何も採れない。諦めて尾根まで登ろうと考えていたら、下から名前を呼ばれ、斜面を駆け降りると(何回か滑落死しかけた)同行者iが雪の中から飛び出た赤枯れ材を割っていた。自分も急いで割ってみる。すると飴色の扁平な虫が張り付いているのが見えた。


デバヒラタムシProstomis latoris Reitter,1889 である。
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名前の由来でもある出っ歯のように見える厳ついアゴがとてもいい。同じ材からは
ムネミゾヒラタゴミムシダマシ Clamoris canalicollis (Lewis, 1894)
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が得られた。これも初採集。久々にゴミダマの薫りを満喫した所で移動。
その後、しばらく標高を上げていくが、iがヒサゴゴミムシダマシを倒木から掘り出したぐらいで収穫は無かった。(めちゃくちゃ羨ましい...)

これといった成果が無いまま、尾根沿いを歩き続けているとブナの立ち枯れが次々と現れる。夏に来たら相当面白いんだろう。
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さらに歩くと折れた巨大なミズナラ枯死木を発見。枝の方から樹皮を剥がしていくがオオヒラタハネカクシとアカハネムシの幼虫以外何も出ない。この木もダメかと幹の方へ移動して乾き気味の分厚い樹皮を一剥がしすると.......
「うおおああ!!ルリヒラタやぁぁ!!!」

ルリヒラタムシ Cucujus mniszechi Grouvelle, 1874
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青黒い巨大な物体。掴むと同時に絶叫。まごう事なきルリヒラタムシ!でかい!とにかくでかい!2cmを優に超え、ベニヒラタとは比べ物にならない。脚とアゴの力はとてつもなく強靭で驚いた。日本産Cucujus最大種の名は伊達では無い。狙ってはいたが、まさか採れるとは思ってもいなかったので実感が湧いて来なかった。
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エリトラの長さだけでベニヒラタに並ぶ勢い。

気力体力が全回復し、一気に山頂へ向かう。先に着いていたハチ屋kと合流。YPTを掛けていたが思わしくなかったようだ。
さっさと昼食を済ませて次の目的地へと移動しようと思っていたが、予報よりも早く雨雲が現れ、急に冷え込んできたのでので撤退することに。帰り道は雪の残るシラカバの森。
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こんな風景は関西ではまず見られないのでは無かろうか。

帰りの駅で食べた饅頭がとても身に染みた。採集した時間は短かったが、とても濃い一日だった。今度はナガクチキやゴミダマの時期に訪れたい。
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by Tenebrionidae9314 | 2015-04-08 20:09